でん粉の糖化
炊いたお米を口の中で咀嚼し続けると甘く感じる、
という話を聞いたことはありませんか?
これはお米のでん粉が、唾液に含まれるα-アミラーゼによって分解されて糖が生成するためです。
清涼飲料水などで目にする「果糖ブドウ糖液糖」もでん粉を原料にα-アミラーゼを含む種々の酵素を作用させて作られています。
でん粉の酵素分解の様子。
反応時間が長くなるほど徐々にヨウ素染色が薄く(=でん粉が分解されている)なっていることが分かります。